2004年10月01日

さよなら、クロ

(個人的思い入れが強いため採点不可)公式ページ

*あらすじ*
とある高校にひょっこり現れ、そのまま居ついてしまった黒いワンコ。「クロ」と名付けられたその犬は、職員会議から校内巡回までこなし、職員名簿にも載ってしまうほど、生徒や教師たちにとって大きい存在になっていた。

恋に浮かれていた時、突然の別れに傷ついた時、心にモヤモヤを抱えていた時、クロはいつもそこにいた。
長野県の松本深志高校に実在した犬の話をもとに、生徒たちの心の交流や成長を描いた感動作。


*個人的感想1*

長野のばあちゃんちは15匹も犬を飼ってたけど、その中でもクロは特別やった。
漆黒の毛並みにまっすぐな目。たたずまいは静かで決して吠えず、においもどことなく上品やった。

彼女は、うちが生まれる前からその家にいた。
毎年お盆に母に付いて帰省すると、店先のクロがいつも最初に迎えてくれた。
うちが大学生になったある年、いつものように帰省すると、クロはもういなかった。

松本深志高校のクロは、ばあちゃんちのクロの親戚やと思う。地理的に近いし。
映画のクロも、親戚やと思う。なんとなく。顔は違うけど毛並みと目つきがそっくり。
湯田中行きの長電と、のびのび広がる山、山、畑。こんな景色をクロと散歩した。

そうや、うち、まだクロにちゃんとお別れ言えてなかったんや。
さよなら、クロ。あの家に飼われて幸せやったやろ?

*個人的感想2*

ロケは松本深志高校で行われたらしいけど、この校舎、我が母校に似てる。
歩くとギシギシいいそうな木の床に白い壁。ゴチック様式というらしい。
何十年もの間生徒たちを見守ってきた、その年月の重さ、深さを感じる。

うちの母校は、コンクリ打ちっ放しの校舎に立て替えられ、あの優しい木の校舎はうちらが卒業した直後に取り壊されてしまった。
うちらが愛したあの場所は、知らぬ間にグラウンドになっていた。

うち、あの場所、あの時間にちゃんとお別れ言えてない。
映画の妻夫木くんたちみたいに、あの場所に帰って自分を見つめ直したりはできひんねん。

映画を観ながら、うちは妻夫木くんたちと一緒に、高校時代に戻っていた。
もう映画の中でしか、あの頃の自分にさよならを言えないねん。


そして、もう映画の中でしか、クロにさよなら言われへんねん。
「さよなら、クロ」は、うちの個人的なツボに2つもドンピシャはまってしまいました。
主題歌の財津和夫「青春の影」にも、ぐぐっと後押しされた感じ。
DVD買うてみてよかった。
posted by いね at 16:30| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 最近は、あまり興味ない作品の上映でここのところ映画館には行っていない状況です。なので、前回に引き続きMY DVDライブラリーの中からセレクトして紹介します。で、今回は「さよなら、クロ」です。愛犬家を自..
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